この動画は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の水星探査機メッセンジャーがとらえた水星表面の擬似カラー画像をもとに作成したものです。
色分けは、水星表面の組成の違いや、水星表面にどれだけの期間露出しているかなどによりなされています。比較的新しいクレーターの周囲には放射状にすじが伸びているのが映っています。それらのすじは、明るい青色で見えています。青や暗い青の部分には、暗く不透明な鉱物が豊富だと考えられています。黄褐色の領域は、流動性の高い溶岩が噴出することで形成された平原です。
アストロピクスでは以前、静止画を紹介したことがあります。今回の動画は、メッセンジャー探査機がとらえたデータから作られた水星の全体マップをもとに編集部で作成しました。
こちらは動画の元画像の作成に使用した全体マップ(の解像度をかなり落としたもの)です。
(参考)
組成の違いなどで色分けされた水星
組成の違いなどで色分けされた水星(2)
Image Credit: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington
(参照)MESSENGER