エウロパ望遠鏡でとらえた南天の回転花火銀河 | アストロピクス

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エウロパ望遠鏡でとらえた南天の回転花火銀河

「南天の回転花火銀河」とも呼ばれる、うみへび座の渦巻銀河M83。この画像は、ESO(ヨーロッパ南天天文台)のパラナル天文台に設置された、スペキュラース南天観測所(SSO)のファーストライト時に得られた画像です。2018年12月にリリースされました。

スペキュラースは、褐色矮星などの周囲にある地球サイズの系外惑星を探索することを主な目的としたプロジェクトです。SSOは口径1mの主鏡を備えた4つの望遠鏡で構成されており、それぞれの望遠鏡には木星のガリレオ衛星にちなんでイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストと名付けられています。上のM83の画像は、エウロパ望遠鏡によって撮影されたものです。

ちなみにスペキュラース(SPECULOOS:Search for habitable Planets EClipsing ULtra-cOOl Stars)という名称は、焼き菓子にちなんで名付けられたものだそうです。

Image Credit: SPECULOOS Team/E. Jehin/ESO

https://www.eso.org/public/images/eso1839h/