オシリスレックスがサンプル採取を目指す小惑星ベンヌの3Dアニメーション

小惑星ベンヌの3Dアニメーション。ベンヌでは現在、NASA(アメリカ航空宇宙局)の小惑星探査機オシリス・レックスが周回中です。このアニメーションは、オシリス・レックスが撮影した画像とレーザー高度計のデータから作成されました。表面には大小さまざまな岩が見られます。

ベンヌの形は、日本の小惑星探査機はやぶさ2が訪れたリュウグウと似た、ソロバンの珠のようになっています。赤道部分は直径0.5kmほどで、小惑星の中でも小さめな天体です。平均公転半径は約1億6800万kmで、地球(約1億5000万km)よりも太陽からやや遠いところを公転しており、1.2年で太陽を1周します。

直径100〜200kmほどの小惑星が天体衝突によって破壊され、その際の破片が集まってベンヌができたと考えられています。リュウグウも、ベンヌと同じ母天体からできたとする説もあります。(→【過去記事】「小惑星ベンヌとリュウグウは、同じ天体の破片から直接できた!?」)

ベンヌは破片が集まった天体で内部には約20〜40%も空隙があり、仮に地球の表面に置いたとしたら重力のためにバラバラになってしまうとみられます。

オシリス・レックスは2020年10月20日に、ベンヌからのサンプル採取を行う予定です。サンプル採取のためのアーム(TAGSAM、Touch-And-Go Sample Acquisition Mechanism)の先端をベンヌ表面に数秒間接地させ、窒素を噴射して巻き上がった表面の物質を採取します。地球への帰還予定は2023年9月24日です。

Credit:
NASA’s Scientific Visualization Studio、Data provided by NASA/University of Arizona/CSA/York University/MDA.、Visualizer: Kel Elkins (lead)

(参照)NASA Solar System Exploration

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