火星で見た日食 | アストロピクス

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火星で見た日食

火星で起きた日食をとらえた画像です。NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車キュリオシティが、2013年8月20日に撮影しました。

火星にはフォボスとダイモスという2つの衛星があります。この画像はそのうちの大きい方の衛星であるフォボスによる日食です。日食はキュリオシティがいた位置での真昼近くに起き、フォボスがキュリオシティのほぼ真上にあったため、朝や夕方と比べてフォボスは大きく見えていました。ただそうはいっても太陽全体を隠すことはできず、金環日食のような状態になっています。

なおアストロピクスでは以前、2019年3月26日に起きたフォボスによる日食や、2019年3月17日に起きたダイモスによる日食をキュリオシティが撮影した画像を紹介したことがあります。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Malin Space Science Systems/Texas A&M Univ.

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA17356