サブミリ波望遠鏡SESTと天の川 | アストロピクス

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サブミリ波望遠鏡SESTと天の川

この画像は、ESO(ヨーロッパ南天天文台)が2023年3月20日に「今週の1枚(Picture of the Week)」として公開したものです。左側に映っているのは、南米チリ、ESOラ・シヤ天文台にあるサブミリ波望遠鏡「SEST(Swedish–ESO Submillimetre Telescope)」。

画像右側には天の川が見えています。画像に映っているのは、天の川銀河の中心方向です。明るく輝く星々の間に見える暗い領域では、塵の雲が奥にある星の光を遮っています。

SESTは1987年に建設された15mの電波望遠鏡で、ファーストライトの時点では南半球で唯一の大型サブミリ波望遠鏡でした。2003年に運用が終了し、現在はAPEX(アタカマ・パスファインダー実験機)やアルマ望遠鏡によってサブミリ波の観測が行われています。

Image Credit: ESO/A. Ghizzi Panizza (www.albertoghizzipanizza.com)

(参照)ESO