南米の天文台の上空で弧を描く天の川

この画像には、南米チリにあるセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)の上空を流れる天の川が映し出されています。CTIOには、さまざまな組織や研究プロジェクトの合計40ほどの望遠鏡が設置されています。画像には、ラス・クンブレス天文台(LCO)が運用する1m望遠鏡(左側の3基)や、ノースカロライナ大学などが運用する惑星防衛1.3m望遠鏡(右)などが映っています。

画像は360度パノラマで、実際の夜空では天頂付近を流れる天の川が弧を描くように見えています。地平線付近には大小マゼラン銀河が見えており、またオレンジや緑色の大気光が淡く輝いています。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2024年10月16日に「Images of the Week」として公開されたものです。

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Image Credit: CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/P. Horálek (Institute of Physics in Opava), M. Kosari

(参照)NOIRLab