ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた惑星状星雲NGC 6741。みずがめ座の方向、約7000光年の距離にあります。1882年にアメリカの天文学者エドワード・チャールズ・ピッカリングによって発見されました。
太陽程度の質量の星は晩年になると赤色巨星となり、その後、惑星状星雲へと進化します。星の外層のガスがまわりに放出され、そのガスが中心に残された星の“芯”からの紫外線を受けて輝いて惑星状星雲となります。
惑星状星雲には球状のものやリング状のもの、チューブ状に見えるものなど、さまざまな形のものがあります。NGC 6741は長方形に近い形をしており、まるで輝く枕のようにもみえます。
画像は2010年9月20日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。
Image Credit: ESA/Hubble and NASA