ハッブル望遠鏡がとらえた銀河進化のスナップショット | アストロピクス

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ハッブル望遠鏡がとらえた銀河進化のスナップショット

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたこの画像には、さまざまな形や大きさの銀河が映っています。画像中央には美しい曲線を描く腕を持つ渦巻銀河、右下側にはぼんやりとした楕円銀河が見えます。また画像上の方には、まるで糸くずのような不規則な形をした銀河もあります。

画像には、進化のさまざまな段階の銀河が映っています。大きく映る楕円銀河や渦巻銀河は成熟した大人の銀河です。一方で、背景にみられるぼんやりした銀河や変わった形をした銀河は、銀河形成が活発に進行中だった時代のものです。

この画像は「Extended Groth Strip」と呼ばれる領域の一部で、ハッブル宇宙望遠鏡のACS(掃天観測用高性能カメラ)で撮影されました。Extended Groth Stripは北斗七星の近くにあり、比較的狭い長方形の領域ですが少なくとも5万以上の銀河が含まれています。

画像は2011年10月10日に、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」としてリリースされたものです。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA

(参照)ESA/Hubble