ISSから見たエベレスト | アストロピクス

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ISSから見たエベレスト

世界最高峰のエベレストを、ISS(国際宇宙ステーション)からとらえた写真です。標高8848メートル、地球上(陸上)で最も高い山を、ほぼ真上から撮影しています。

エベレストは「世界の屋根」とも呼ばれるヒマラヤ山脈にあります。地球は10数枚の「プレート」と呼ばれる岩板に覆われていますが、ヒマラヤ山脈はインドプレートとユーラシアプレートが衝突することで隆起して形成されました。エベレストは今でも1年におよそ1センチメートルずつ隆起し続けています。

写真のエベレストの周辺には、山岳氷河やデブリ氷河(岩屑に覆われた氷河)が多く見られます。写真は2021年12月12日に撮影されたもので、NASA Earth Observatoryで2022年3月26日の「Image of the Day(今日の1枚)」として紹介されたものです。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of EarthNASA Earth Observatory