おとめ座の相互作用銀河Arp 271 | アストロピクス

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おとめ座の相互作用銀河Arp 271

おとめ座の方向、1億2000万光年以上の距離にある相互作用銀河Arp 271。Arp 271は、NGC 5426とNGC 5427という2つの渦巻銀河からなります。2つの銀河はほぼ同じサイズです。1785年にドイツ出身のイギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見されました。

Arp 271は、将来的に合体して1つの銀河になる過程にあると考える天文学者もいます。互いの重力が影響し合うことで新しい星が数多く形成されます。その一部は2つの銀河をつなぐガスの“橋”の中にみられます。

このような銀河どうしの衝突は、天の川銀河でも起きる可能性があります。約50億年後には天の川銀河とアンドロメダ銀河が衝突する可能性があるといわれています。

画像はESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)で撮影されました。2020年5月18日にリリースされたESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESO

https://www.eso.org/public/images/potw2020a/