ハッブル望遠鏡がとらえたウォルフ・ライエ星WR 124と星雲M1-67 | アストロピクス

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ハッブル望遠鏡がとらえたウォルフ・ライエ星WR 124と星雲M1-67

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡が恒星WR 124(Hen 2-427)とその周囲の星雲M1-67をとらえたものです。WR 124は、いて座の方向、地球から1万5000光年離れたところに位置しています。画像の中心にWR 124が明るく輝き、時速15万km以上の速度で高温ガスが宇宙空間に広がっています。

アストロピクスでは昨日、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がとらえたWR 124の最新画像を紹介しました。ウェッブ望遠鏡は赤外線でWR 124をとらえましたが、このハッブル望遠鏡の画像は可視光でとらえられたものです。

WR 124は、「ウォルフ・ライエ星」と呼ばれるタイプの超高温の恒星です。ウォルフ・ライエ星は質量が非常に大きな星が進化したもので、外層の水素ガスの大部分を失っていると考えられています。最終的には超新星爆発を起こすとみられています。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA

(参照)ESA/Hubble