南米チリで撮影された天の川と大小マゼラン銀河 | アストロピクス

南米チリで撮影された天の川と大小マゼラン銀河

南米チリ北部のセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)にあるビクター・M・ブランコ4m望遠鏡のドームの上に、天の川が空を横切るように映っています。

天の川に見られる暗い部分は塵の多い領域で、奥にある星からの光を塵がさえぎって暗く見えています。望遠鏡のドームの右上、天の川の多くの星々の中でもひときわ明るく輝く二つの星は、ケンタウルス座α星とβ星です。その右側に南十字を構成する星の一部が写っており、さらにその右の方、写真右上にはカリーナ星雲がうっすらとピンク色に見えています。

望遠鏡のドームの右側には小マゼラン銀河と大マゼラン銀河が並んで写っています。これらの二つの銀河は、天の川銀河の伴銀河です。

この画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(National Optical-Infrared Astronomy Research Laboratory)から2021年1月20日にリリースされた「Images of the Week」の画像です。

Image Credit: CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/R. Sparks

(参照)NOIRLab