NASA(アメリカ航空宇宙局)の小惑星探査機オシリス・レックスは、小惑星ベンヌでサンプルを採取し、地球へ持ち帰ることを目指しています。そのオシリス・レックスが2020年4月14日、サンプル採取の最初のリハーサルを行いました。映像はその際に撮影されたものです。
ベンヌ表面の高度約120mから、高度約65mで上昇に転じるまでの10分間が記録されています。画像中央には、サンプル収集を行うためのアームが見えています。映像の途中で探査機が接近している大きな岩は長軸が13mあります。
サンプル採取地点は「Nightingale(ナイチンゲール。「サヨナキドリ」の意)」と呼ばれています。6月23日に2回目のリハーサルを行い、実際のサンプル採取は2020年8月25日に予定されています。地球への帰還は2023年9月の予定です。
なお上の映像はリリースされたオリジナルから解像度とスピードを落としてあります。オリジナルを見たい場合、オシリス・レックスのサイトをご覧ください。
Image Credit: NASA/Goddard/University of Arizona