木星の衛星エウロパの観測を目指すNASA(アメリカ航空宇宙局)の探査機エウロパ・クリッパーは、2024年10月の打ち上げを目指して開発が進められています。
エウロパ・クリッパーには、アメリカの桂冠詩人Ada Limón氏によるオリジナルの詩「In Praise of Mystery: A Poem for Europa」が刻まれるプレートが搭載されます。NASAは「Message in a Bottle」と名付けられたキャンペーンの一環として、その詩とともに木星系に送られる名前を募集しています。
名前は世界中の誰でも、キャンペーンのウェブページから登録できます。締め切りは2023年12月31日午後11時59分(アメリカ東部標準時、日本時間2024年1月1日に午後1時59分)まで。名前を登録すると、冒頭で紹介した画像に自分の名前が入ったものをダウンロードすることができます。
エウロパ・クリッパーは26億kmを飛行し、2030年に木星系に到着する予定です。木星を周回しながらエウロパでのフライバイを約50回行い、エウロパの地下の海や氷の地殻、大気に関するデータを収集します。
Image Credit: NASA