今回の記事では、2023年(令和5年)の満月と新月の日時や、2023年に13回あるそれぞれの満月の見た目の大きさの違いなどについて紹介しています。
2023年の満月・新月カレンダー
まず、2023年の満月と新月の日付を紹介しましょう。
月相 | 月日 | 時刻 | |||
1月 | 満月 | 1月7日 | 8時08分 | ||
新月 | 1月22日 | 5時53分 | |||
2月 | 満月 | 2月6日 | 3時29分 | ||
新月 | 2月20日 | 16時06分 | |||
3月 | 満月 | 3月7日 | 21時40分 | ||
新月 | 3月22日 | 2時23分 | |||
4月 | 満月 | 4月6日 | 13時35分 | ||
新月 | 4月20日 | 13時13分 | |||
5月 | 満月 | 5月6日 | 2時34分 | ||
新月 | 5月20日 | 0時53分 | |||
6月 | 満月 | 6月4日 | 12時42分 | ||
新月 | 6月18日 | 13時37分 | |||
7月 | 満月 | 7月3日 | 20時39分 | ||
新月 | 7月18日 | 3時32分 | |||
8月 | 満月 | 8月2日 | 3時32分 | ||
新月 | 8月16日 | 18時38分 | |||
満月 | 8月31日 | 10時36分 | 「スーパームーン」 | ||
9月 | 新月 | 9月15日 | 10時40分 | ||
満月 | 9月29日 | 18時58分 | 中秋の名月 | ||
10月 | 新月 | 10月15日 | 2時55分 | ||
満月 | 10月29日 | 5時24分 | |||
11月 | 新月 | 11月13日 | 18時27分 | ||
満月 | 11月27日 | 18時16分 | |||
12月 | 新月 | 12月13日 | 8時32分 | ||
満月 | 12月27日 | 9時33分 |
2023年に現れる13回の満月の見た目の違い
この画像は、2023年に見られる満月を並べたものです。それぞれの月の見た目の大きさの縮尺は合わせてあります。
地球から月までの距離は一定ではなく変化します。距離の変化に伴って月の見かけの大きさも変わります。また月はほぼ同じ面を地球に向けていますが、常に完全に同じ範囲が見えているわけではなく、見える範囲はわずかに変化します(「秤動」と呼ばれます)。
満月のそれぞれの画像を比べてみると、同じ満月といってもその時によって見かけの大きさや見える範囲など、けっこう違いがあることが分かります。なお2023年で見た目が最も大きくなるのは8月31日の満月です。このように、その年の中で最も大きく見える満月のことを「スーパームーン」と呼ぶことがあります(スーパームーンの定義は決まっておらず、諸説あります)。一方で、2023年で最も小さく見える満月は2月6日の満月です。
また2023年の中秋の名月は9月29日で、中秋の名月と満月が同じ日になります。
月の画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の月探査機ルナー・リコネッサンス・オービターのデータを元に作成されたもので、それぞれの日の月のようすが再現されています。
(参照)国立天文台令和5年(2023)暦要項、NASA's Scientific Visualization Studio