
アポロ計画以来半世紀ぶりに有人で月を目指すアルテミス2ミッション。早ければ2月6日にオリオン宇宙船を搭載したSLSロケットが打ち上げられる予定でしたが、NASA(アメリカ航空宇宙局)は1月30日、打ち上げは早くても2月8日以降となったと発表しました。
準備が進められていたウェットドレスリハーサル(推進剤の充填やカウントダウンも含めた総合的なリハーサル)が、天候の影響により1月31日から2月2日へ延期されたことに伴うものです。
打ち上げできる候補日は限定される
アルテミス2ミッションでSLSロケットの打ち上げ可能な期間や、具体的な打ち上げ機会の日時はある程度限定されています。
地球が自転しており、また月が地球のまわりを公転している中で、月へ向かって正確な軌道で打ち上げる必要があります。そのため、おおまかには1週間ほどの打ち上げ可能な期間がある後、3週間ほどは打ち上げできないというサイクルになっています。
打ち上げ機会は、SLSロケットがオリオン宇宙船を高地球軌道へ投入できるときでなければいけません。また宇宙船を月周回軌道へ投入するときの地球と月の位置関係を考慮に入れたり、電力確保や温度管理のため宇宙船が連続して90分以上日陰に入らないようにしたりする必要もあります。そのような条件によって、打ち上げできる日が限られてきます。
以下は2026年4月までの間での打ち上げ可能な期間と、打ち上げ機会となる日の一覧です。なお日付はアメリカ東部標準時のもので、日本時間の場合翌日になる場合があります。
- 1月31日〜2月14日 打ち上げ機会 2月6日、7日、8日、10日、11日
- 2月28日~3月13日 打ち上げ機会 3月6日、7日、8日、9日、11日
- 3月27日~4月10日 打ち上げ機会 4月1日、3日、4日、5日、6日
打ち上げ日はウェットドレスリハーサルが成功した後で決められます。天候や他のロケットの打ち上げなども考慮に入れながら、打ち上げ日時が設定されます。
(参考)半世紀ぶり有人月飛行、アルテミス2ミッション10日間の日程ガイド
Image Credit: NASA/Jim Ross
(参照)NASA

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