宇宙誕生4億年後の銀河の構造が見えた! ウェッブ望遠鏡が観測

この画像はジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が銀河団MACS J0647+7015をとらえたものです。そしてこの画像には、銀河団の重力レンズ効果によって姿を現した宇宙初期の銀河MACS0647-JDも映っています(右の枠内)。

MACS0647-JDは、10年ほど前にハッブル宇宙望遠鏡の観測で発見された銀河です。宇宙誕生4億年後に存在していた銀河が、銀河団の重力レンズにより拡大されたことで観測されました。銀河団の重力レンズによって別々の経路を通ってきた元の銀河の光が3つの像(JD1、JD2、JD3)として見えています。

こちらは、JD1、JD2、JD3の画像をウェッブ望遠鏡(上段)とハッブル望遠鏡(下段)とで比べたものです。ハッブル望遠鏡ではほぼ赤い点にしか見えなかった宇宙初期の銀河が、ウェッブ望遠鏡の画像では2つの構造に分解されていることが分かります。観測チームの1人Dan Coe氏によれば、これらの構造が2つの銀河なのか、あるいは1つの銀河内の2つの構造なのかについて、活発に議論しているとのことです。

Main Image Credit: SCIENCE: NASA, ESA, CSA, Dan Coe (STScI), Rebecca Larson (UT), Yu-Yang Hsiao (JHU) 、IMAGE PROCESSING: Alyssa Pagan (STScI)
Hubble Image Credit: NASA, ESA, M. Postman and D. Coe (STScI), and the CLASH Team

(参照)Webb Space TelescopeHubblesite