この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOが2018年11月1日に、19.3ナノメートルの極端紫外線の波長でとらえたもので、太陽の上層大気である「コロナ」が映し出されています。太陽表面(光球)の上空には「彩層」と呼ばれるガスの層があり、そのさらに上空に広がっているのが「コロナ」です。
太陽の中央や上の部分に暗い領域が広がっています。これはコロナの密度がとくに低くて暗い領域で、穴が空いているように見えることから「コロナホール」と呼ばれます。コロナホールからは、太陽風(荷電粒子の流れ)が宇宙空間へと吹き出しています。太陽風は地球のオーロラの原因になります。
Image Credit: Solar Dynamics Observatory, NASA
(参照)SDO