世界最大の太陽望遠鏡がとらえた黒点の高解像度画像

この画像は、ハワイ、マウイ島のハレアカラ山頂近くにある、NSF(全米科学財団)のダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡(Daniel K. Inouye Solar Telescope : DKIST)がとらえた太陽の黒点です。2020年1月28日に撮影され、2020年12月3日に公開された画像です。

この太陽黒点の画像は、従来より約2.5倍の空間分解能を達成しているとのことです。画像はオレンジに色付けされていますが、もともと530nmの波長、つまり可視光の緑がかった黄色で撮影されました。

暗部には磁場が集中して存在することで太陽内部の熱が表面に到達するのを抑えています。そのため周囲より温度が低く暗くなっています。この黒点の画像は幅1万6000kmほどで太陽全体から見るとごく一部を映したものです。それでも地球が丸ごと入ってしまうほどの大きさがあります。

DKISTは口径が4mある世界最大の太陽望遠鏡です。2013年に建設が開始されたDKISTは、2021年に完成する予定になっています。

なおアストロピクスでは、DKISTがファーストライトでとらえた太陽の粒状斑の画像を紹介したことがあります。→過去記事「史上最高解像度の太陽画像。ダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡が撮影

Image Credit: NSO/AURA/NSF

(参照)National Solar Observatory