この映像は、月の南極から見た地球と太陽の動きを可視化したものです。3か月間(月が約3回自転する期間)を2分に圧縮しています。月の南極付近にあるシャックルトン・クレーターの縁のところに仮想的なカメラが置かれています。
この場所からは、太陽は地平線から上下1.5度以上離れることはなく動いて見えます。地球は経度0度から大きく外れることなく、上下方向に動いています。月の南極から見ているので、地球も南極が上を向いて回転しています。太陽光は非常に低い角度から当たるため、月面の影が長く伸びています。
映像の途中(58秒〜1分ごろ)では、地球が太陽を隠すシーンも登場します。月から見ると日食ですが、地球から見ると月が地球の影に入る月食となります。
Credit: NASA's Scientific Visualization Studio