火星のアラビア大陸にあるクレーター内に露出している層状の地形をとらえた画像です。NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが撮影しました。このような層は「メサ」や「ビュート」と呼ばれる地形で見られ、規則的なパターンを形成しています。メサやビュートは侵食によってできる地形で、テーブル状に残ったものがメサ、孤立した丘のようになったものがビュートです。
マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された高解像度カメラHiRISEのウェブページ(アリゾナ大学)では、HiRISEで撮影した画像を毎日1枚ずつ、HiPOD(HiRISE Picture of the Day、HiRISEの今日の1枚)として紹介しています。この画像は2020年3月25日に撮影されたもので、2021年7月27日のHiPODとして紹介されました。
Image Credit: NASA/JPL/UArizona
(参照)HiRISE