太陽観測衛星SDOがとらえた2023年2月25日のプロミネンス噴出とMクラスフレア | アストロピクス

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太陽観測衛星SDOがとらえた2023年2月25日のプロミネンス噴出とMクラスフレア

2023年2月25日5時30分ごろ(日本時間)、M3.7の太陽フレアとともに、フィラメント噴出が発生しました。画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽探査衛星SDOが、そのときのフィラメント噴出をとらえたものです。SDOの観測装置の1つ「AIA(Atmospheric Imaging Assembly)」によって撮影されました。

太陽の表面(光球)の上には「彩層」と呼ばれる大気層があり、そのさらに上に「コロナ」と呼ばれる上層大気が広がっています。プロミネンスは、コロナに浮かぶ比較的低温のプラズマの雲です。プロミネンスは、画像のように宇宙空間へ向かって噴出することがあります。

こちらの映像はAIAの画像をもとに作成されたものです(Credit: SDO/NASA/Helioviewer.org)。前半は30.4ナノメートル、後半は13.1ナノメートルの極端紫外線で撮影されました。それぞれの映像の開始から終わりまでの実際の時間は約2時間強。なお画面右上には、大きさの比較のため地球の画像が置かれています。

Image Credit: Courtesy of NASA/SDO and the AIA, EVE, and HMI science teams.

(参照)SDOHelioviewer.org