南米チリにあるジェミニ南望遠鏡と天の川 | アストロピクス

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南米チリにあるジェミニ南望遠鏡と天の川

南米チリのセロ・パチョン山で撮影された天の川と星空の画像です。画像中央付近には、天の川銀河の中心の方向が映っています。画像左側の地平線近くに見える2つの明るい星は、ケンタウルス座α星とβ星です。縦に走る光の筋は流れ星によるものです。

天の川を背景に、ジェミニ南望遠鏡のドームがシルエットのように見えています。ジェミニ望遠鏡は、ここセロ・パチョンとハワイのマウナケア山頂にほぼ同じ設計の口径8.1mの大型望遠鏡が2台設置されています。ハワイのものはジェミニ北望遠鏡、チリのものはジェミニ南望遠鏡と呼ばれます。

ジェミニ南望遠鏡の右側には、現在建設中のベラ・ルービン天文台も映っています。ベラ・ルービン天文台では、口径8mの望遠鏡と3.2ギガピクセルのカメラを使い、10年にわたり数日おきに南天全体のサーベイを行うことになっています。

画像はNSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(National Optical-Infrared Astronomy Research Laboratory)から2021年10月20日にリリースされた「Images of the Week」です。

Image Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/Kwon O Chul

(参照)NOIRLab