NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)がとらえた火星のクレーターです。MRO搭載のHiRISE(高解像度カメラ)で撮影されました。
画像は、火星の赤道付近にあるマリネリス峡谷の西にある「ノクティス・ラビリントゥス(夜の迷宮)」と呼ばれる地域をとらえたものです。
画像に大きく映っているクレーターの内部に小さなクレーターがあり、その周囲に噴出物が飛び散っているのがみえています。この小クレーターを生み出した隕石衝突は、2017年3月から2019年6月の間に発生したのではないかとみられています。
この画像を掲載したHiRISEのウェブページでは「The Crater That Winked(ウインクしたクレーター)」というタイトルが付けられています。
画像は2019年10月28日に取得されました。2019年12月23日の「HiRISE Picture of the Day(HiPOD)」の画像です。
Image Credit: NASA/JPL/University of Arizona