魚眼レンズで撮影された天の川と天文台 | アストロピクス

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魚眼レンズで撮影された天の川と天文台

この画像は、南米チリのセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)で魚眼レンズを使って撮影されたもので、中央に天の川が映っています。円形のプールに夜空が反射されているかのようにも見える画像になっています。

画像周辺部にはCTIOにある望遠鏡が映っています。上から時計回りにSMARTS 0.9m望遠鏡、SMARTS 1.5m望遠鏡、ビクター・M・ブランコ4m望遠鏡、Curtis Schmidt望遠鏡、SMARTS 1.0m望遠鏡、今は使われていないDIMM1シーイングモニターです。

空には中央に銀河系中心方向が見え、塵が星の光を遮って暗く見えている領域も広がっています。画像右の方にはケンタウルス座アルファ星やベータ星、南十字などが映り、左の方にはアルタイルやベガが映っています。右下には小マゼラン銀河も見えています。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2022年3月2日にリリースされた「Images of the Week」です。

Image Credit: CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/B. Tafreshi

(参照)NOIRLab