夜空のアトラス彗星と南米チリの3つの望遠鏡 | アストロピクス

夜空のアトラス彗星と南米チリの3つの望遠鏡

この画像は、南米チリ、セロ・パチョン山の頂上で撮影されたもので、地上の3つの望遠鏡とともに夜空にアトラス彗星(C/2024 G3)が映っています。2025年1月23日に撮影されました。

画像に映るアトラス彗星は約60万年ぶりに太陽の近くまでやってきたもので、今回、近日点ではマイナス3.8等級まで明るくなりました。

画像右で明るく輝いているのは金星です。夜空には直線的な光がいくつか見えていますが、それらは全て人工衛星の軌跡です。

画像左に見えているのはセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)のSOAR望遠鏡、その右にはジェミニ南望遠鏡が見えています。奥にもう一つ見えているのは、現在建設中のベラ・ルービン天文台です。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2025年1月29日に「Images of the Week」として公開されたものです。

Image Credit: CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/C. Corco

(参考)「星夜」画像記事一覧

(参照)NOIRLab