2024年2月9日22時14分(日本時)をピークとする強力な太陽フレアが発生しました。画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOが17.1nmと13.1nmの波長の極端紫外線で撮影した画像を合成したものです。画像右下側、太陽の縁のところでフレアが発生しているのが映っています。
このときの太陽フレアは「X3.3」に分類される大規模なものでした。太陽フレアはX線の強度によってA、B、C、M、Xの5段階に分けられています。Xが最も規模の大きなフレアです。また、アルファベットの後の数字が大きいほど規模が大きいことを示しています。
こちらの映像は、2月9日の太陽フレアを13.1nm、17.1nm、19.3nm、21.1nm、30.4nmの波長で撮影したものです。波長によって見える温度領域が異なります。なお映像中の時刻表示は世界時になっています。
Image Credit: NASA/SDO
Video Credit: SDO/NASA/Helioviewer.org
(参考記事)2024年1月1日に発生したX5.0の太陽フレア
(参照)NASA blog - Solar Cycle 25、NASA's Scientific Visualization Studio、Helioviewer.org