この画像は、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の太陽探査機ソーラーオービターが、レナード彗星(C/2021 A1)を撮影した映像の1コマです。
こちらはソーラーオービターがレナード彗星をとらえた映像です。ソーラーオービターのSoloHI(太陽圏撮像装置)によって、12月17日から19日にかけて撮影されました。画面右上には金星と水星も映っています。左から右へ移動する明るい星が金星です。
レナード彗星は2021年12月12日に地球に最接近しました。2022年1月3日には近日点(太陽に最も近づく点)を通過します。映像の最初の時点では彗星は太陽と探査機のほぼ中間に位置しており、彗星の塵の尾が探査機の方に向かって出ていたため、尾があまりよく見えていません。時間の経過とともに彗星を見る角度が変わって尾が見えるようになっています。
Image Credit: ESA/NASA/NRL/SoloHI
(参照)ESA