2024年1月1日6時55分(日本時)をピークとする、非常に強力な太陽フレアが発生しました。この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOが17.1nm(青)と13.1nm(金)の極端紫外線でとらえた画像を合成したものです。画面左側、太陽の縁のところでフレアが発生しています。
このときの太陽フレアは「X5.0」に分類される大規模なものでした。太陽フレアはX線の強度によってA、B、C、M、Xの5段階に分けられています。Xが最も規模の大きなフレアです。また、アルファベットの後の数字が大きいほど規模が大きいことを示しています。
今回のフレアは、2019年12月に太陽活動の第25周期がスタートして以来、最大規模のものでした。X5以上の規模のフレアは2017年以来6年ぶりとなりました。
こちらの映像は、1月1日の太陽フレアを13.1nm、17.1nm、19.3nm、21.1nm、30.4nmの波長で撮影したものです。波長によって見える温度領域が異なります。なお映像中の時刻表示は世界時になっています。
Image Credit: NASA/GSFC/SDO
Video Credit: SDO/NASA/Helioviewer.org