地球観測衛星がみたスエズ運河での巨大コンテナ船の座礁現場 | アストロピクス

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地球観測衛星がみたスエズ運河での巨大コンテナ船の座礁現場

これら2枚の衛星画像は、スエズ運河周辺をとらえたものです。右の画像には、スエズ運河で座礁した巨大なコンテナ船「エバーギブン(Ever Given)」が映っています。画像はヨーロッパの地球観測衛星コペルニクス・センチネル1が宇宙から撮影しました。

このコンテナ船は2021年3月23日に中国からオランダに向かう途中、スエズ運河で座礁しました。左の画像は3月21日に撮影されたもので、運河内での通常の通行の様子を示しており、2〜3kmごとに船舶が見えています。右は3月25日に撮影されたもので、コンテナ船が運河をふさいでいるのが映っています。左の画像に比べて右の画像には、南のスエズ湾により多くの船が待機しているのも見えています。

こちらは座礁しているエバーギブン周辺を拡大表示したものです。

Contains modified Copernicus Sentinel data (2021), processed by ESA, CC BY-SA 3.0 IGO

(参照)ESA