ベテルギウスが再び暗く!? 太陽観測衛星による観測から判明

この画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星STEREOが撮影したものです。白い円のところに、オリオン座の1等星ベテルギウスが映っています。

2020年6月下旬から8月初旬にかけてSTEREOがベテルギウスを5回観測したところ、ベテルギウスが暗くなっていることが明らかになりました。ベテルギウスの減光は2019年10月から2020年4月ごろにかけて発生し話題になりましたが、再び暗くなっていたのです。ベテルギウスは420日ほどの周期で変光します。前回最も光度が下がったのは2020年2月だったので、想定外の早さで暗くなっていることになります。

STEREOがベテルギウスを観測した時期は、地球からではベテルギウスが太陽と近く昼間に現れるため明るさを正確に測定できない時期でした。STEREOは地球のまわりを周回しているのではなく、太陽のまわりを公転しながら太陽の観測を行っています。地球とほぼ同じ公転軌道ですが、地球から離れたところにいるので、地上から観測できなかった時期でもベテルギウスを観測できたのです。

さらに暗くなっていくのかどうか、今後の地上望遠鏡などによる観測にも要注目です。

なお1つ前の記事では、前回の減光の原因に関するハッブル宇宙望遠鏡の観測成果について書いています。興味のある方はご覧ください。

Image Credit: NASA/STEREO/HI

(参照)NASA

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