準惑星ケレスにある非常に古いクレーター | アストロピクス

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準惑星ケレスにある非常に古いクレーター

この画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)のドーン探査機が撮影したもので、準惑星ケレス(セレス)表面が映っています。最も大きく映っているクレーターは非常に古いもので、のちに発生した隕石衝突などにより、地形の角がとれてなだらかになっています。

画像は2016年1月25日、高度385kmの低高度マッピング軌道(LAMO:low-altitude mapping orbit)から撮影されました。解像度は1ピクセルあたり35メートル。

2007年9月に打ち上げられたドーン探査機は2011年7月、小惑星帯にある小惑星ベスタに到着し、ベスタを周回しながら2012年9月まで観測を行いました。その後ベスタを離れたドーン探査機は2015年3月にケレスに到着、2018年11月のミッション終了までケレスを周回しながら観測を続けました。

ドーン探査機は2015年8月に高度約1450kmの高高度マッピング軌道(HAMO:high-altitude mapping orbit)に入り、同年12月からLAMOに入りました。画像はその翌月に撮影されたものです。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA

(参照)Planetary Photojournal