ボイジャー2号が撮影 土星のリングに出現した「スポーク」 | アストロピクス

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ボイジャー2号が撮影 土星のリングに出現した「スポーク」

この画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー2号が撮影したもので、土星のリングが映っています。1981年8月3日、約2200万km離れたところから撮影されました。

リングに暗い模様のようなものが映っています。これは「スポーク」と呼ばれるもので、ボイジャー1号によってはじめて発見されました。

スポークは、塵が一時的にリング面から浮かび上がったものではないかと見られています。土星の磁場が関係しているようです。スポークは土星を周回する方向に動きますが、リングや磁場の動きと完全に一致しているわけではありません。

ボイジャー2号は、この画像を撮影した23日後の8月26日に、土星から10万1000kmの距離まで最接近しました。

Image Credit: NASA/JPL

(参照)Planetary Photojournal