ジェミニ北望遠鏡が近赤外線で見た土星 | アストロピクス

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ジェミニ北望遠鏡が近赤外線で見た土星

この画像は、ハワイ島、マウナケア山頂付近にあるジェミニ北望遠鏡で土星を撮影したものです。土星最大の衛星タイタンも、土星の下に見えています。大気のゆらぎを抑える補償光学システムを利用して、2009年5月7日に近赤外線で撮影されました。

土星のリング(環)の外側に非常に細いFリングがかすかに見えています。Fリングは1979年にNASA(アメリカ航空宇宙局)の探査機パイオニア11号で発見されたリングです。

画像は3つの赤外線フィルタで撮影したデータから作成されました。赤外線は目に見えないので、色は擬似的に付けられたものです。

Image Credit: International Gemini Observatory/AURA/Henry Roe, Lowell Observatory/Emily Schaller, Institute for Astronomy, University of Hawai‘i.

(参照)NOIRLab