オシリス・レックスのサンプル採取バックアップサイトの高解像度画像

NASA(アメリカ航空宇宙局)の小惑星探査機オシリス・レックスがとらえた小惑星ベンヌの「Osprey(オスプレイ。「ミサゴ」の意)」付近。合計347枚の画像をモザイク合成したものです。これまでで最も接近した250mの高度から、2020年5月26日に撮影されました。

オシリス・レックスは、2020年10月20日にベンヌの「Nightingale(ナイチンゲール。「サヨナキドリ」の意)」でのサンプル採取を予定しています。Ospreyはサンプル採取のバックアップサイトです。Nightingaleでのサンプル採取の続行が難しいと判断された場合、Ospreyでのサンプル採取が行われることになります。

Ospreyでのサンプル採取地点は、画像下の方にあるクレーター中央の暗い部分のすぐ上のあたりです。暗い部分の左側にある明るく細長い岩は、長さ5.2mあります。

WEB上で公表された画像は縮小されたものですが、このツイートによるとオリジナルのフル画像は1ピクセルあたり5mmの解像度があるそうです。

オシリス・レックスは2021年半ばにベンヌを出発し、2023年9月24日に地球へサンプルを届ける予定です。

Image Credit: NASA/Goddard/University of Arizona

https://www.asteroidmission.org/osprey-recon-c-mosaic-reduced-size/