ISSから撮影されたインド洋の夕景 | アストロピクス

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ISSから撮影されたインド洋の夕景

ISS(国際宇宙ステーション)から撮影された夕景。ISSの第23次長期滞在クルーによって、2010年5月25日に高度356kmから撮影された写真です。撮影時、ISSはインド洋上空にいました。

太陽は地平線の向こうに沈み、地球は真っ暗になっています。地球の縁の上には大気の層が見えています。地表面に近い対流圏はオレンジ色や黄色に輝いています。雲ができたり雨が降ったりという気象現象は、ほとんどこの対流圏で起きています。その上に成層圏や中間圏などの大気の層が広がり、徐々に宇宙の黒色へと溶け込んでいっています。

ISSは90分で地球を1周しています。そのため日の出と日没は1日に16回ずつ訪れます。それだけの回数があれば、日の出や日没の風景を撮影するのは簡単かというと、そうでもないようです。なぜなら日の出や日没はほんの数秒であっという間に終わってしまうからです。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

https://eol.jsc.nasa.gov/SearchPhotos/photo.pl?mission=ISS023&roll=E&frame=57948