星々へと向かう道

この画像は南米チリにあるESO(ヨーロッパ南天天文台)ラ・シヤ天文台で撮影されたもので、空には天の川が大小マゼラン銀河とともに映っています。

地上の中央の丘の上にはラ・シヤ天文台の3.6m望遠鏡、その手前左にデンマーク1.54m望遠鏡が見えています。3.6m望遠鏡にはHARPSという観測装置が搭載されています。HARPSは、惑星の存在による主星のゆらぎをとらえるドップラー法で太陽系外惑星を探索するための装置です。(参考記事:11光年先の赤色矮星でスーパーアースを発見!

左側に映っているのはBlackGEM望遠鏡の支持構造物で、画像が撮影された時点ではまだ上部が取り付けられていませんでした。BlackGEMは、重力波の発生源となる中性子星とブラックホールの衝突の際の光をとらえるための望遠鏡群です。当初は口径0.65mの3台の望遠鏡で構成され、最終的には15台まで拡張することを目標としています。

1.54m望遠鏡の上あたりに天の川の銀河系中心方向があります。天の川の右上の方には、ケンタウルス座のアルファ星、ベータ星や、南十字などが見えています。画像右側の空には、ほんのりと赤く輝く大気光も映っています。

この写真は、2022年2月28日にリリースされたESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESO/P. Horálek

(参照)ESO