ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた球状星団M55 | アストロピクス

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ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた球状星団M55

この画像はハッブル宇宙望遠鏡が球状星団M55の中心付近をとらえたものです。ハッブル望遠鏡のこの画像では、M55の個々の星が分かれて見えています。

球状星団は、数万から数百万個の星が、重力相互作用によってほぼ球状に集まった星団です。天の川銀河には球状星団が160個ほどあることが知られています。M55は、いて座の方向、地球から約2万光年の距離にあります。直径は約100光年。55個の変光星を含む、推定10万個の星で構成されています。

M55は、1752年にフランスの天文学者ラカーユが発見、1778年にメシエがカタログに掲載しました。メシエはM55について、光は均一で星を含んでいないようにみえる、と述べています。

画像は2023年3月17日にNASA(アメリカ航空宇宙局)のウェブページで公開されました。

こちらは地上から撮影したデジタル・スカイ・サーベイの画像(左下)に、ハッブル望遠鏡の画像の撮影範囲を白枠で示したものです。Image Credit: NASA, ESA, A. Sarajedini (Florida Atlantic University), M. Libralato (STScI, ESA, JWST), and Digital Sky Survey; Image Processing: Gladys Kober

Image Credit: NASA, ESA, A. Sarajedini (Florida Atlantic University), and M. Libralato (STScI, ESA, JWST); Image Processing: Gladys Kober

(参照)NASA