地球からはみえない月の裏側

NASA(アメリカ航空宇宙局)の月探査機ルナー・リコネッサンス・オービターのデータから作られた月の裏側の画像です。

月は常にほぼ同じ面を地球に向けています。月も地球と同じように自転しているのですが、月の自転周期が、地球をまわる公転周期と同じであるために、ほぼ同じ面が地球に向いているのです。

地球から月をみると、常に同じ模様がみえます。そのため地球上から月に裏側をみることはできません。裏側を見るには宇宙船が必要になります。

冒頭のルナー・リコネッサンス・オービターの画像を見ると、表側(地球側)とはかなり違っていることが分かると思います。月の地球側は、「海」と呼ばれる暗い領域がウサギの餅つきのような模様になっています。その月の「海」が、裏側にはほとんどありません。裏側は全体的に、ほぼクレーターで覆われています。

なお月の「海」は、かつて溶岩が流れ出して固まった領域です。固まった溶岩が黒っぽい色をしているため暗く見えるのです。

Image Credit: NASA/GSFC/Arizona State University

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA14021