弧を描く北天の星々と望遠鏡からのレーザー光の軌跡

この画像は、ハワイ島、マウナケア山頂付近で撮影されたものです。夜空には北極星を中心に星々が円弧を描くように映っています。

いちばん右に見えているドームはジェミニ北望遠鏡のもので、補償光学のためのレーザー光が長時間露光のために帯状に見えています。補償光学とはレーザー光を使って人工的なガイド星を作り、大気のゆらぎを補正する技術です。左手奥でレーザーを出しているのはケック望遠鏡で、その左には日本のすばる望遠鏡も見えています。

この画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2022年4月27日にリリースされた「Images of the Week」です。

Image Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/J. Chu

(参照)NOIRLab