アリゾナの夜空の「ふたご座流星群」 | アストロピクス

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アリゾナの夜空の「ふたご座流星群」

この画像は、12月中旬の「ふたご座流星群」の際に撮影されたものです。地上に見えているのは、アメリカ、アリゾナ州にあるキットピーク国立天文台(KPNO)の口径4mメイヨール望遠鏡のドームです。望遠鏡に降り注いでいるかのように、数多くの流星が映り込んでいます。

撮影されたのは現地の12月14日。夜空には、画像右上から左下にかけて、天の川が弧を描くように流れています。

流星群は、宇宙空間の塵が地球の大気に突入することで発生します。多くの流星群は彗星の塵がもとになっていますが、ふたご座流星群は「ファエトン(フェートン)」という小惑星が放出した塵がもとで発生していると考えられています。

画像は、2時間ほどで撮影した一連の画像を合成したものです。NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から、2023年12月27日に「Images of the Week」として公開されました。

Image Credit: KPNO/NOIRLab/NSF/AURA/R. Sparks (NSF’s NOIRLab)

(参照)NOIRLab