地平線から立ち昇る天の川と黄道光 南米チリで撮影 | アストロピクス

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地平線から立ち昇る天の川と黄道光 南米チリで撮影

この画像は、南米チリにあるセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)で撮影されたものです。画像中央左には天の川が地平線から立ち昇るかのように映っています。その右には白くぼんやりとした黄道光が、やはり地平線から立ち昇るように映っています。地上にはCTIOの望遠鏡群が見えています。

黄道光は、太陽系内を漂う塵が、太陽光を散乱して光ってみえるもので、太陽の通り道(黄道)に沿ってあらわれます。黄道光のぼんやりとした輝きの中に、地平線から空に向かって木星、金星、火星、土星が並ぶように映っています。

天の川の右側には、わし座のアルタイルが、天の川の対岸の左下の方には、こと座のベガが見えています。画像右端付近には、大マゼラン雲と小マゼラン雲が映っています。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2024年4月3日に「Images of the Week」として公開されたものです。

Image Credit: CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/T. Slovinský

(参照)NOIRLab