ISS(国際宇宙ステーション)から見た日没直後の大気層と雲のシルエット

この画像はISS(国際宇宙ステーション)からとらえたものです。日没直後の大気の層が映し出されており、雲がシルエットのように見えています。画像は2024年7月6日にフィリピン上空から撮影されました。

地球の大気は、対流圏や成層圏など、いくつかの層に分かれています。雲ができたり雨が降ったりといった気象現象は、対流圏で発生します。ISSから撮影されたこのような画像では、対流圏はオレンジ色に見えます。この画像を見ても、雲がほぼオレンジ色の領域にあることがわかります。

ISSは約90分で地球を1周します。そのためISSでは、日の出や日没が1日に16回訪れます。

なお冒頭の画像ではほとんど分かりませんが、実は非常に細い月も映っています。こちらは月の周辺を切り抜いて明るさを調整したものです。

Image Credit: NASA

(参照)NASA Images and Video Library