ガリレオ探査機が逆光でとらえた木星のリング | アストロピクス

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ガリレオ探査機が逆光でとらえた木星のリング

NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ガリレオがとらえた木星のリングです。1996年11月9日に撮影されました。

惑星のリングといえば土星が有名ですが、木星にも主に小さな塵粒子からなる淡いリングが存在しています。木星のリングは、メインリング、その内側のハローリング、メインリングの外側のゴッサマーリングの三つから構成されています。上の画像では、メインリングがくっきりとみえています。

上の画像は、ガリレオ探査機が木星の影に入ったときに撮影されました。太陽は木星の向こう側に隠れており、リングを構成する粒子が太陽光を散乱して光ってみえています。

なお左下と右上の円弧は木星の縁で、1979年にボイジャー探査機によって得られた画像を合成したものです。

1989年10月に打ち上げられたガリレオ探査機は、1995年12月に木星に到達しました。8年間近くにわたり木星を周回して観測を続けたのち、2003年9月21日に木星大気に突入してミッションを終えました。

Image Credit: NASA/JPL/Cornell University

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA01621