ISSから見た2億年以上前に形成されたマニクアガン・クレーター | アストロピクス

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ISSから見た2億年以上前に形成されたマニクアガン・クレーター

写真に映っているのは、ISS(国際宇宙ステーション)から撮影された、カナダ、ケベック州にあるマニクアガン・クレーターです。2億1400万年ほど前に直径5kmの小惑星が衝突してできたのではないかと考えられています。直径100kmの多重リング構造をしていますが、最も目立つのは直径70kmほどのリング状の地形で、現在は水をたたえたダム湖になっています。リング状の湖の内側の島は「ルネ・ルヴァスール島」と名付けられています。

この写真は2021年2月15日に撮影されたものです。マニクアガン・クレーターは宇宙から見てもよく見えるため、「サハラの目」とも呼ばれるリシャット構造などとともにISSなどの宇宙飛行士によってしばしば撮影される定番スポットの一つです。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth