この写真は、アフリカ、リビア南西部のサハラ砂漠にある火山ワウアンナムス(Waw an Namus)を、ISS(国際宇宙ステーション)からとらえたものです。山肌が黒っぽく、周囲の砂漠の明るさと対照的です。黒っぽく見えているのは、暗い色をした玄武岩質の火山灰や火砕物に覆われているためです。
最後に噴火した時期は不明ですが、侵食や風化が見られないことから、おそらくここ数千年の間ではないかと考えられています。
写真中央付近には、直径3〜4kmほどのカルデラが見えています。この写真では分かりにくいですが、カルデラの内部には噴石丘や湖が存在しています。
写真は2002年2月27日に撮影されました。
Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center