初期宇宙の遺物? ハッブル望遠鏡がとらえた矮小銀河UGC 4879

この画像に映っているのは、矮小銀河UGC 4879(VV124)です。ハッブル宇宙望遠鏡が撮影しました。ハッブル望遠鏡の高解像度により、銀河にある個々の星々まで映し出されています。

UGC 4879は、約400万光年の距離にあります。私たちが住む天の川銀河やアンドロメダ銀河などで構成される局所銀河群のすぐ外側にある孤立した銀河です。

矮小銀河は、宇宙の歴史の中で最初に形成された銀河だった可能性があります。NASA(アメリカ航空宇宙局)のウェブページによれば、UGC 4879がそのような古い矮小銀河なのかどうかが調査されているとのこと。UGC 4879がもし初期宇宙の遺物であれば、銀河や銀河団、そして宇宙そのものの階層構造と進化についての手がかりとなる可能性があります。

画像はNASAのウェブページで2024年8月20日に公開されました。

Image Credit: NASA, ESA, K. Chiboucas (NOIRLab - Gemini North (HI), and M. Monelli (Instituto de Astrofisica de Canarias); Image Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

(参照)NASA