くじら座の渦巻銀河NGC 1087の星々と低温ガス雲

この画像には、くじら座の方向、約8000万光年の距離にある渦巻銀河NGC 1087が映っています。2022年6月6日にESO(ヨーロッパ南天天文台)が「今週の1枚(Picture of the Week)」としてリリースした画像で、複数の望遠鏡により異なる波長で撮影された画像を合成したものです。

赤みを帯びた部分は南米チリにあるアルマ望遠鏡がとらえた低温の分子雲です。一方、背景の青みを帯びた部分は星々が映っており、同じくチリにあるESOのVLT(超大型望遠鏡)に設置された超広視野面分光装置MUSEを使って撮影さた画像です。

画像は「PHANGS(Physics at High Angular resolution in Nearby GalaxieS:近傍銀河の高解像度観測による物理学研究)」というプロジェクトの一環で撮影されたものです。PHANGSでは、さまざまな波長の望遠鏡を用いて近傍銀河を高解像度で観測しています。波長によって銀河内の星やガス、塵の物理的特性がわかります。それらを比較することで、星の形成を促進したり阻害したりするものが何なのかを研究することができます。

Image Credit: ESO/ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)/PHANGS

(参照)ESO