100億光年先までの多数の銀河を観測して銀河の3次元マップを作成し、ダークマターやダークエネルギーの謎にせまろうというESA(ヨーロッパ宇宙機関)のユークリッド宇宙望遠鏡が、7月2日0時12分(日本時間、以下同じ)に打ち上げ予定になっています。
ユークリッド望遠鏡はアメリカ、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から、スペースX社のファルコン9ロケットで打ち上げられます。
ESAは7月1日23時30分から2日1時10分までライブ配信を行う予定です。
NASA(アメリカ航空宇宙局)も、1日23時30分からNASA Liveでライブ配信を行う予定になっています。
スペースX社もライブ配信を行う予定。リフトオフの約15分前から開始予定とのことです。
0時12分に打ち上げられたのち、0時53分にユークリッドがファルコン9ロケットから分離されます。0時57分ごろにユークリッドからの最初の信号を取得すると予想されています。
打ち上げられたユークリッドは、4週間かけて太陽-地球系の第2ラグランジュ点(L2点)に向かいます。ユークリッドは地球から150万km離れたL2点を周回する軌道に入ります。望遠鏡の機能の検証などを経て、打ち上げ3か月後から初期段階のサーベイを開始することになっています。
ユークリッド望遠鏡が何を観測するのか、その目的は何かなど、詳細については以下の記事をご覧ください。
ユークリッド宇宙望遠鏡 銀河の精密な3Dマップを作り宇宙の「暗黒」の解明を目指す
※7月1日18時30分ごろに内容を一部、追加、更新しました。
Image Credit: ESA, CC BY-SA 3.0 IGO