水星の“北斎”のクローズアップ | アストロピクス

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水星の“北斎”のクローズアップ

NASA(アメリカ航空宇宙局)の水星探査機メッセンジャーがとらえた、水星の「ホクサイ・クレーター」です。クレーターの中央丘やクレーターの壁、床などの詳細が映し出されています。

ホクサイ・クレーターの直径は114km。この画像には映っていませんが、クレーターの周囲には1000kmも伸びる白い筋が存在しています。アストロピクスで以前紹介したこちらの画像には、その白い筋が映っています。

水星のクレーターには芸術家の名前がつけられています。日本人ではホクサイ(葛飾北斎)の他に、バショウ(松尾芭蕉)やソウセキ(夏目漱石)、リキュウ(千利休)、ムラサキ(紫式部)など30人近くがクレーターの名前になっています。

Image Credit: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington

(参照)Planetary Photojournal